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2011年08月 アーカイブ

一重目時代

今どき、一重目に悩むなんて間違っています。

女性誌の美容担当エディターの女性が言うには、編集部に来る手紙の中に『一重目で悩んでいます。一重に似合うメイクを教えてください』っていうのがけっこう多いのだといいます。

彼女いわく「ヘエー、今どきそんなことに悩む人がいたんだーってビックリしたの。だって今の時代、メイクって、一重用じゃない?」そう、実際そうなのです。

今やちょっとオシャレな雑誌なら、メイクページはすっきり目の日本人ばかり。

かつてのように、目パッチリのハーフなんて一人も出てこない。

外人だって減ってきていて、粋にメイクのページはアジア全部に送ってあげたいほど、アジアンビューティに牛耳られています。

結果、アイメイクはすっきり奥二重か一重目にしかどう考えても似合わなそうなものばかり。

だから、今どき一重目メイクなんて情報、ウチの雑誌をよく児れば、山ほど出てるじゃない?というわけなのです。

でも、今どき"一重目に悩んでる"なんて変・・・という理由はもうひとつある。

もっと重大な理由が。

今なぜ女性誌が、一重目やすっきり目のモデルばかりなのか、わかるだろうか。

じつはグラフィックデザイナーに言わせると、目ぱっちりの二重モデルだと、ぺーシ自体がダサくなる。

レーザー シミ治療をしていて肌がきれいでも一重のモデルじゃないとカッコよくはならないというのだ。

今や、大きな二重目は、野暮ったさの象徴で、時代は明らかに一重なのです。

これは、日本人の美の基準が明らかに変わりつつあることを物語る。

大きな二重目がよかったのは、外人コンプレックスがまだあった頃の価値観。

今はあくまで日本人顔の範囲の中で、新しい基準ができつつある。

男を見る女の価値観は少し朔にそちらに移行して、「ソース顔の男」を嫌い、「おしょうゆ顔」を選んだが、男の価値観やビジユアル界も今や"しょうゆ目"をもてはやす。

だから"一重目を悩む"なんて時代遅れ。

今やあなたの時代なのです。

すっぴん

突然のように、メイクをやめた人の企み。

まれに、キレイになることを突然のようにやめてしまう人がいる。

それまでは、人一倍きちっとメイクしている人に限って、突然・・・。

一体何があったのか。

あるいは何もないのか。

だったらなぜ、突然やめてしまうのか。

それが知りたくて、私はその理由をある女性にずうずうしくも聞いたことがある。

少なくとも2週間前までは、きっちりメイクをしていたのに、彼女はぱったりとメイクをやめ、それ以降、一度たりともメイク顔を見ていない。

これは明らかに何かがあったケースです。

「何かあったと言えばあったし、なかったと言えばなかったし・・・。でもちょっとね。要するに何もかもやんなっちゃって。メイクは単に面倒くさくなっちゃっただけ」

そんな答えだった。

つまり彼女の場合は、すべてがやんなっちゃって、そのためにメイクなどしてる心のゆとりなど、すっかりなくなってしまったらしい。

当然、彼女は一度に10歳も20歳も歳をとってしまったようにやつれて見えた。しみも丸見えだったし・・・。

こんな時「大丈夫?」という以外に言葉はみつからない。

しかし約一年後、私は彼女のメイク顔を再び見ることができた。

「やっぱりその方が生き生きしていていいわよ」と思わず言ったが、彼女からは意外な答え・・・。

「自分でもわかってたけど、メイクしてると、今までの私だと思って人が接してくるでしょ。それがイヤだったの。突然スッピンになったら、さすがに人が引いたわよ。よほど機嫌悪そうに見えたのね。事実、機嫌悪かったから。しめしめって感じよ」

すごいと思った。

ふつうの女はメイクをキレイになるための手段としてしか見ていない。

この人は明らかに"自分の心情をアピールするため"そして"人をよせつけないため"にメイクをやめた。

そしてメイクで再び人をよせつける。

不機嫌なスッピンも、彼女にとっては立派なメイクなのかもしれない。

そこまでメイクを操れるという意味で、彼女はメイクの天才であると思った。

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